私の好きな本に「センス・オブ・ワンダー(レイチェル・カーソン作)」があります。

本の中で「子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれている。」と述べられています。

子どもたちの、美しいものを美しいと感じる感覚や新しいものにふれたときの驚きを感じる感性があるからこそ、大人になっても鮮明に記憶されているのでしょう。

その「センス・オブ・ワンダー(自然に触れて深く感動する力)」を伸ばしてあげることで、子どもたちは何事に対しても好奇心をもって取り組み、生命ひとつひとつが大切だと感じることで優しい心を育むと考えています。

情報がたくさんある現代では、本や映像でさまざまなことを知ることができます。しかし、自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じる体験は子どもたちにとって意義のあるものになると思います。

子どもたちと一緒に自然を探検してみましょう!


令和3年度に国立青少年教育振興機構が調査した「自然体験の豊かさと自己肯定感との関係」をグラフにしたものです。

自己肯定感とは「ありのままの自分を認められる感覚」であり、自己肯定感が高まると、自信がつき主体的に行動することができます。

また、自分を肯定し自分を大切にできる子は、周りの友達に対しても優しく接することができます。

おわりに

私たち大人が子どもたちにしてあげられることは、環境を整えてあげることだと思います。

子どもたちは自ら学び成長する力があると信じているので、美しい自然とふれあえる環境や新しいものにふれあえる環境を「自然探検くらぶ にっか」が提供できたらうれしいです。